2012年2月1日水曜日

USB MIDIキーボード、KORG nanoKEY2レビュー

Aerialの音源"Across the Universe"のレコーディング時に途中で師匠にアドバイスを伺ったところ、
シンセパッドの音色をオーバーダビングしてはどうかということになりました。
(試してみたところ、今回のAcross the Universeのアレンジには合わないとの判断でシンセパッドは使用しませんでした。)

シーケンスソフトのピアノロール上で一つ一つ打ち込んでもよかったのですが、
それでは効率も上がりませんし実際に演奏したように打ち込むのも大変です。
そういうわけで、KORGのUSB-MIDIキーボードnanoKEY2をAcousphere Studioに備品として導入していただけることになりました!
それでは外観や機能などをレビューしていきたいと思います!


開封しました。
キーボード本体とUSBケーブルと説明書が入っています。
パソコンとキーボード本体をUSBケーブルでつなげばすぐに使えるようになります。
とってもシンプルでわかりやすいですね。

鍵盤数は25鍵あります。
キーボーディストのように両手でバリバリ弾きたい方には全然足りない数字ですが、
私のようにキーボードを専門にしていないプレイヤーが片手でMIDIのデータを入力していくにはこれで充分ですね。

鍵盤の近影です。
ソフトな感触のする鍵盤ですね。
タッチもソフトです。
ピアノのように重くないので楽に弾けます。
このような鍵盤ですがしっかりベロシティ(音の強弱)も拾ってくれます!

各種コントロール類も一通りついています。

上の段の左と中央のボタンがオクターブを切り替えるボタンになります。
ボタンを一回押すと緑色に発光します。
二回押すとオレンジ色、三回押すと赤色、四回押すと赤点滅になります。
一目見てどのオクターブになっているかわかるようになっているのですね。
ナイスです。

右上のボタンはサスティンのボタンです。
このボタンを押していると、ピアノのサスティンペダルを踏んでいる時のように音が伸びます。

左下と中央下のボタンはピッチベンドです。
左下のボタンを押すとピッチが下がり、中央のボタンを押すとピッチが上がります。
ボタンを押すだけの操作になりますので本格的なキーボードについているピッチベンドみたいに細かな操作は出来ませんが、操作自体は簡単になっているかと思います。

右下のボタンはモジュレーションのボタンです。
このボタンを押すとビブラートなどのモジュレーションがかかります。

この差し込み口がUSBを接続する箇所です。

この様に付属のUSBケーブルを接続します。

私が使用しているmacbook pro13インチのUSBにも接続します。

これで完了です。もう使えるようになりました。
楽チンですね!

macboook pro13インチの横幅とnanoKEY2の横幅が全く同じです。
もしかしたら、macbook pro13インチのサイズを意識してnanoKEY2は作られているのでしょうか。

サイズが同じなのでこのように配置してもいいですね。
違和感ないです(笑)。

実際にこれで演奏出来るか確認してみました。
まず、シーケンスソフトのLogic上でシンセ楽器を選択します。
今回はAnalog Padです。

こんな感じで弾いてみました。
なかなか弾きやすかったですね。

ちゃんと音が出ました。
問題なく接続出来ていたようです。

演奏データもしっかり記録出来ています。

先ほど記録したMIDIデータをピアノロールで表示しました。
ベロシティやデュレーション(音の長さ)、タイミングなどもしっかり反映されているのがわかると思います。

これだけ出来たらギタリストの私には充分です。
これがあることで、Logicの中の音源を演奏した雰囲気をそのままに楽曲に取り入れることができます。
今までプリプロ作るときにメロディラインをマウスで一つ一つ打ち込んでいたのも、このキーボードでかなり作業の効率を上げることができそうです。

これだけコンパクトでケーブル一つ接続するだけで使えるようになるお手軽さは便利ですね。
ちょっと外で作業したい時は、ヘッドホンとノートパソコンとnanoKEY2を持って行けば事足りるかもしれないです。
専門のキーボーディストやDTMで音楽を作る人もサブで持っていてもいいかもしれませんね。

以上KORG nanoKEY2のレビューでした!


人気の投稿

Aerial Twitter